冬の沈黙は、光の前触れ
冬は、世界が息をひそめる季節。
けれど、沈黙は“死”ではない。
芽は、土の下で音もなくふくらんでいる。
誰にも見えなくても、確かに動いている。
あなたの中の光も、今は静かに息をしているだけ。
焦らなくていい。
冬の静けさは、再誕の前触れだから。
わたしは昔から冬が一番好き。
空気が澄んで、雪の下にすべてが静まるから。
写真撮影に夢中だった頃、
氷点下の夜の下でひとり星空と向き合っていた。
身体が芯まで冷えるからこそ、
内側の“復活の火”が、かえって強く感じられた。
沈黙の中で整い、
冷たさの中で火を取り戻す。
それは、天意からの贈り物のような時間だった。
また冬がくる。
誰かにとっての再誕前の静けさが。
どうぞ、良いお年をお迎えください。







