周りに合わせていると、自分が分からなくなる。
それならと自分の気持ちを伝えると、今度は「わがまま」と言われる。
いったい、どうしたらいいのか。
人に迷惑をかけないように。
相手の気持ちを考えて。
自分さえ我慢すれば、丸く収まる。
そんな言葉を受け取りながら生きてきた女性にとって、「自分を大切にしましょう」は、言われたその日から簡単にできることではないと思います。
これまで引いてきた人が、自分の希望を口に出すと、相手が不機嫌になることもありますよね。
すると、せっかく出した気持ちを引っ込めてしまいたくなるかもしれません。
「やっぱり、私が悪かったのかな」
私も、そう考えていた時間が長かったです。
公の場で、自分の考えを発信していると、否定的な言葉を向けられることもあります。
そんなとき、以前のチャンネルでは、「私が言い過ぎたのか?」と自分を責めることがあったのです。
その一方で、心の中では、「嫌なら聞かなければいいだけなのに、なんなん、ずいぶん暇人やな?」
くらいのことも正直思っていました(笑)。
自分を責めるか、相手に腹を立てるか。
どちらに振れても、私の内側ではずっと闘いが続いていたのです。
「自分軸を持つ」という言葉があり、それを目指している方も多いでしょう。
けれど、周りに合わせるのをやめても、「私が正しい」「相手が間違っている」と証明し続けなければならないなら、苦しさも残るんです。
相手に認めてもらえるか。
分かってもらえるか。
自分が負けていないか。
そんなふうに気持ちを使い続けている間は、自分で立っているつもりでも、相手の反応から離れられていないからです。
私がいう、エゴが前に出ている生き方には、そういう闘いがあります。
私は、そんなことを何十年と懲りずにやってきて笑
自分自身を見つめていく中で、一つ、大きな変化が起きたのです。
その闘いを、続けられなくなったこと。
たとえ何かを言われても、以前のように、全てを自分のせいにして引き受けなくなりました。
私は昔から、言い過ぎるところがあるので、自分の言い方は振り返ります。
もっと伝わる表現があれば、変える。
でも、相手がどう受け取ったか、そのすべてまで私が背負う必要はない。
自分が見直すところと、相手が向き合うところ。
その区別が、以前よりはっきり見えるようになったのです。
相手への文句を心の中で唱えなくても、自分の立つ場所を失わなくなった。
これが、本当に楽なのです。
誰かの言葉を受けるたびに、自分を責め直す必要がない。
分かってもらうために、いつまでも心の中で反論を続けなくていい。
以前は何日、下手したら何週間、何ヶ月と考え続けていましたから笑
それだけ、相手に持っていかれていた力が、自分の人生に戻ってきました。
そして今は、そういう人に対しても、「いつか、本来の自分を取り戻せますように」と祈れるようになりました。
以前の私を思えば、かなり大きな変化です(笑)。
いい人でいようとして、その言葉を無理やり自分に言い聞かせているわけではなく。
自分の内側の闘いが静まっていくと、相手との関わり方まで変わっていったのです。
私は、本来の自分から生きるこの軸を「天意軸」と呼んでいます。
天意とは、天の意志。魂氣学®では、これを「愛」とも読みます。
そう、本物の愛のことです。
それは、自分の望みを大切にしながら、相手にも、その人自身の人生があると認められる。
必要なことを伝え、必要な距離を取り、その先の相手の選択を相手に返せる。
自分も相手も、一人の人として大切にする。
私が伝えているのは、そうした本物の愛による軸なのです。
だから、エゴを手放すことは、「自分の気持ちを消すこと」ではないのです。
ずっと飲み込んできた思いがあるなら、まず、その思いを知る必要があります。
腹が立った自分も、悲しかった自分も、確かにそこにいたのだから。
その自分を見ないまま、「私は愛で生きます」ときれいな言葉だけを重ねても、内側には闘いが残り続けます。
私も、自分の中の争いという、しんどさを通ってきました。
だからこそ、言葉を覚えることと、自分の生き方が本当に変わることの違いを伝えています。
周りに合わせることに疲れた。
けれど、自分を押し通しても満たされない。
そこから、本来の自分を知る道があります。
魂氣学®では、自分の気持ちや反応を見つめ、真理を日々の選択につなげていきます。
自分の中で続いてきた闘いに気づき、これからの人生を、自分の中心から生きるために。
私が伝えている自分軸とは、エゴの生き方から天意の生き方へ軸を移し、自分の内側の争いを終えていくことです。
だから楽になる。
穏やかに生きられるようになるのです。






